伊那食品に行ってきた!「年輪経営」を学ぶ!
先日、経営者の勉強会の一貫で
長野県にある「伊那食品工業」のほうに行ってきました。
実際に現社長とも話す機会を頂きました。
伊那食品工業は
あの、トヨタ自動車の豊田章男さんが経営の参考として学び
世界中からその経営方法が注目を浴びている有名な会社です。
その中で、
「年輪経営」と言われる永続的な発展を求めることで
「48年間の連続増収増益」の達成を果たしている会社です。
現在では、毎日全国から工場への見学があり
採用では20人の採用枠に1000人を超える応募があるとのこと。。
工場内も飲食店や美術館、ホール、ゴルフ場などがあり
誰でも入れて観光地化されています。
もはや工場の枠を超えています(笑)
では、社長の経営についての考え方について、
また実際に感じたことを書いていきます。
「会社」とは
会社の存在は
会社に関わる全ての人の「幸せ」を目指すものであり
利益や業績を目指すこと自体を目的とすると、無理に成長や拡大をしてしまう。
一時的に急上昇しても、その後に下がってしまえば「経営失敗」となってしまう。
大切なのは
会社に関わる人が幸せな人生を送る事を「目的」とし
売上や利益、仕事効率といった数値は「手段」であるという事。
このことを見失わない事。
会社は
数字に重きを置きすぎて社員を過労させてしまってもいけない。
かといって
利益を出さずに会社が倒産してもいけない。
この難題を解決する最善策が「年輪経営」と紹介されています。
「年輪経営」とは
木の年輪は天候によって幅の大小はあるものの
必ず前年より1本増えるものです。
木が若いうちは年輪の幅は広く、年々狭くなり密になります。
大きな木でも急激に年輪の幅が広がると幹全体の力が弱まり折れてしまいます。
良い時も悪い時も地味かもしれないが
必ず確実に僅かでも成長する事の大切にしているという事。
短期的な考えは時代の流れに乗って上手く儲けよう。としますが
「持続的な成長」の為に「長期的な視点」を持つことが大切であるとされています。
これは、
自分の現状においてもあてはまるものだと感じました。
自分自身一気に理解や急成長を目指し、自分自身が無理をしようとするのではなく
この年輪経営の考えでいくと
「一日一個新たに出来るようになった」「新たな知識を一日一つ学べた」というように
このブログも同様に、少しずつ、少しずつ継続的な成長を意識的に取り組む事で
大きな密度の高い自分自身の年輪の形成に繋がるんだな、と感じました。
いまより快適に過ごすために
具体的に自分が快適な職場で過ごすためには
「形容詞をイメージ」すると格段に自分の望む快適を求められるとされています。
~い、というようにすれば、現状に対しての「不満」「問題点」を見つけやすくなるとのこと。
それに対しての対策を考えることがコツだそう。
かつての工場勤務の僕にとっては、
「夜勤をしたくない」「転勤したくない」「やりがいが感じられない」といったところだったんでしょうか。
現状に対しては、不満が出るほど仕事を覚えられていないので、特に出てきません。
100年カレンダー
この会社では自分の「命日」を意識させるために
「100年カレンダー」という100年分のカレンダーを一枚の紙にまとめたものがあります。
それを必ず新入社員研修で「このカレンダーの日付のどこかに必ず「命日」がある」という話をするそうです。
若ければ若いほど、いつか死ぬと頭で分かっていてもほとんど意識はありません。
しかし、人生は短い。
「一度きりの限りある人生だからこそ誰もが幸せに生きるべき。
日々を無駄にせず、自分の幸福を追求しよう」
という話を必ずするそうです。
この話を聞いて、
自分自身も「命日」なんて考えたこともなかったし、
後悔しない生き方、というものを考えさせられました。
今回の伊那食品工業の見学・考え方を学び、
「急成長=良し」というものではなく、「長期的視点」を大事に
その為に今、自分自身を冷静に見極める事の大切さを学びました。
とても勉強になりました。
そして、自分が、いま関わっている会社。
そして、これから関わる会社が
10年、50年、100年続く会社が出来れば
自分自身も幸せだな、と思いました。
たくさんの方の「やってみたい」を「実現」させたい!!
そんな想いでブログを更新していきます!
それではまた!